たまにオーディオの話でもしましょう。
オーディオマニアではない私でも、名高いタンノイをかねてから知っています。以前Definition DC8をClass Aの300B真空管アンプで鳴らしていた時の感動は忘れられません。ただ、ホームシアターを組むことにして、B&Wの804 Nautilusに入れ替えました。アンプもRotelのRB-1592TM2に変えました。ダンピングファクター=1000の化け物です。
当然、音はガラリと変わりました。Diamondツイッター以前のモデルなので、そこまで硬さは感じられませんでした。フルオーケストラなどスケールの大きいジャンルは余裕でガンガン鳴ります。だがいまいちボーカルの質に不満を感じます。あと、だいぶ年月が経ったせいか、音場が若干不自然な気もします。
そこでCheviotの登場です。大型同軸ドライバーユニットを聴きたいのと、視覚的に複数ユニットが縦で並ぶタイプは好まないといったところです。本当はArdenまで行きたいですが、スペース的に無理なので、諦めるしかなかったです。
セッティングをかなり苦労しました。結局かなりトーンイン(内向きに角度をつける)しました。タンノイの説明書に載った通りです。
ホーン臭いと呼ばれる現象は最初は若干あったが、耳が慣れたので、それともエジングなのか、数日後逆にツヤに変わりました。特にボーカルでは鼓膜を撫でるかのようです。
アンプはRotelのままです。多分タンピングファクターの小さい真空管アンプと組み合わせると、ボーカルはもっと前に出る感じになると思いますが、ホームシアターのフロントスピーカーとしても使用するので、しばらくは変えないでしょう。
高域、中域、低域全部自然に聞こえます。さすが12インチのフーファーだけあって、無理やり低音を出している感はなく、やはり自然です。
このCheviot + Rotel RB-1592TM2の組み合わせは正確に音を再現する、いわゆるモニター志向だと思います。定位と音場の再現が素晴らしいです。マニアではないので、上限がまだわかっていません。なんせ定在波の影響もあるし、アンプとスピーカーの限界もあると思います。いつかアクティブスピーカーやフルデジタルアンプを聴いてみたいと思います。今興味あるのはこの二つです。
タンノイのPrestigeシリーズが有名ですが、お店で視聴した時はイマイチ良さを感じれませんでした。オーディオが嗜好品で、価格もどんどん上がっています。店頭に来る試聴者も買わないのがほとんどなのか、発売時期を過ぎたモデルをちゃんとセッティングしてくれるお店は少ないです。KensingtonやCanterburyを自宅で聞ける日が来ることを願っています。ちなみに、Stirling III LZ Special Editionが秋から日本でも発売されるらしいので、オーディオフェスとかで聞けたら幸いです。
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