湿板を写真を製作するために、様々な道具を揃えないといけません。
そのなかで、硝酸銀液体のタンクと定着液用のタンクがありますが、残念ながら販売しているものは軽々2万円を超えてしまいます。
ただのケースでそこまでお金を出したくないので、自作することにしました。作業自体は4時間くらいかかりました。完成品はこちらです。
素材と道具
近くにあるホームセンターに行って、素材と道具を購入しました。合計8368円ですが。リストはこちらです。
- 5mmのアクリル板二枚:4700円
- 樹脂用接着剤:636円
- アクリル透明蝶(6つ入り):636円
- 砥石:1090円
- カッター:714円
- アクリルカッター(Pカッター):592円
最初普通のカッターでカットしましたが、効率が悪過ぎたため、急遽アクリルカッターを購入しました。効果バッチリです!
アクリル板の切断
買ってきたアクリル板は紙で包まれています。その上に線を描いて、それに定規をそえて、カッターで溝を掘るようにしていきます。
1/3程度の深さまで溝ができたら、力でアクリル板を割ります。
カットの断面はどうしても凸凹になるので、できるだけ素材の辺を流用して、カットする辺を少なくします。特に後ほど接着する辺を考えてカットする辺を決めています。
こちらの動画がかなり参考になったので、載せておきます。
アクリル板の接着
接着する前に、断面を砥石で平にします。紙ヤスリを使うこともできるが、両面テープで端材のアクリル板に止め使う方が使いやすいです。
ある程度断面が平になったら、接着に移ります。アクリル板をもう一枚の上に立てて、接着面に接着剤を流し込みます。
今回油断したのは接着剤のはみ出しです。すぐに拭き取らないとすぐ乾いてしまって、跡が残ります。ショーケースではないので、そこまでこだわりしませんでした。できたのはこちらです。
接着方法は動画の方がわかりやすいので、載せておきます。今回使った接着剤のメーカー(アクリサンデー)のオフィシャル動画です。
蓋をつける
ここまではアクリルケースを作ったのだが、閉めるための蓋も追加して、タンクに仕上げます。
作業自体は単純で、下の面と同じようなアクリル板とできたケースの間に透明蝶を二つ接着するだけです。透明蝶の芯が3mmなので、その分少し蓋がはみ出してしまいました。
最後に、支えも作ろうとしたのですが、透明蝶だけでは固定できないので、一旦保留にしました。
まとめ
ここまで、タンクの形ができたが、定着用には前面をのぞき、他の面を黒く塗るか、あるいは黒い何かでカバーした方をがいいと思います。
硝酸銀溶液用には外側を木製のケースで包むときれいなので、またやり方を考えます。
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