写真とカメラ機材のことをもっと知りたい:海外参考サイト、Youtubeチャネルまとめ

とうとう2021年に入りました。

振り返ると、写真を趣味として始まってからちょうど10年が立ちました。その間、熱狂的にカメラやレンズを調べるときがよくありました。今回の記事は私が参考にしたサイト、Youtubeチャネルを紹介します。海外サイトがメインにはなりますが、違う観点で物事がみられる楽しみもあるのではないかと思います。趣味としてカメラをスタートしたい、あるいはもっと機材のことを詳しく知りたい方、ぜひご一読ください。

ライカ

おそらく135カメラを使っているほとんどの方が憧れているのではないでしょうか。私もその一人です。ライカは一つの頂点として、135カメラを極めている存在だと思います。そのライカカメラ、レンズに関する資料は山ほどありますが、ここでいくつかのライカヘビーユーザーのレビューサイトを紹介します。

stevehuffphoto.com

個人レビューアーであるSteve氏は軽量ボディと軽量レンズがお好みです。高画素には反対のようですが、いわゆるカメラ好きの魂の持ち主だと思います。MTF曲線などのいわゆる科学的テストをしない、あくまで使い心地、アウトプットとしての画像をベースにproとconを付けています。個人的には彼の嗜好と似ているため、レビューは非常に参考になります。

十数年続いているサイトで、ライカに関してはM6からM10Pまで、ライカ純正とツァイス、フォクトレンダーMマウントレンズの比べなどが機材購入するときの参考情報として役立ちます。

サイト自体は広告収入が頼りの割りに、よくないと思うことに関してははっきり「ダメ」をいうタイプで、ある程度の信用は置けます。最近ライカの4000万画素機にヤジを飛ばしたりして、よくここまで言えるなと思いました。

kenrockwell.com

こちらもまた海外で有名なレビューアーらしいです。最近youtubeチャネルも始めていますが、ライカについてはあまり語っていないので、興味ある方は「kenrockwell」で調べてください。

ライカ歴が非常に長いユーザーのため、昔の機材に愛着が強い方です。基本的に個人の体験談ベースでレビューしますが、MTFなどのテクニカルな情報も合わせて参考できます。ライカ製品の詳細レビューに関して、このサイトの”品揃え”がかなり豊富です。

特に昔のレンズがデジタルライカにおいてどんなパフォーマンスになるか、知りたい方にはおすすめです。ただ、8枚玉や7枚玉に若干バイアスはかかっていると思います。

Flickr

参考写真が大量に乗っているので、ライカレンズの味わいが楽しめます。

テクニカル情報

DPReviewに加え、カメラに関してはDxO Mark、レンズに関してはOpticalLimitsです。この三サイトに収録されていないのなら、ググって、他のサイトに行ったほうがいいと思います。

クラシックカメラ

antiquecameras.net

クラシックカメラの歴史、バージョンなど詳しく書かれているサイトです。あまり作例など乗せたりしていないですが、カメラやレンズの変遷を知る意味では貴重な情報が参考になるサイトです。個人的には二眼レフの情報をメインに収集するため、このサイトを使っています。

camerapedia

カメラのwikipediaです。非常に豊富な情報が乗せていて、その分検索性が悪いサイトでもあります。それぞれのカメラに関する内容は薄いですが、ニッチな物を探すなら、このサイトをおいてほかにないでしょう。実際私が『映画の中のカメラ』シリーズを執筆したとき、よく訪れるサイトでもありました。

sovietcams

名前の通り、ソビエット製カメラを紹介するサイトです。ファンが多くないせいか、ソビエットカメラは情報が少ないです。このサイトは主にカメラの基本情報を掲載していて、ないよりましレベルではあります。

大判、オルタナ

lf.animaux

大判カメラのレンズスペックのまとまっているサイトです。おそらく大判カメラをやっている人はみな知っていると思いますが、入門者向けに乗せておきます。

Borut Peterlin

湿板、カーボンプリントなどのオルタナプロセスをやっているチェコ人です。なかなか迫力あるvlogを取ったり、キャンプして巨大フォーマット湿板プロジェクトをやったりする面白い人です。湿板の腕前のもちろんのこと、コロジオンの感度比較や硝酸銀の再生、現像液による粒子の荒さの比較など、役立つ知見をビデオで披露してくれるありがたい情報源でもあります。

Paul Alsop

湿板写真家です。湿板で何を取るか、迷ったときは参考になります。

フィルムスキャナー

filmscanner.info一択です。フィルムスキャナーの基本から詳細レビューまで全カバーです。ただ、今ときフィルムのデジタル化はだんだんスキャナーから離れていて、デジタルカメラによる複写のほうに移っている気がするので、複写の本当のプロのやり方はなんなのか、私にも非常に知りたい情報です。ご存知だったら、コメントください。

写真家、写真総合

The Art of Photography

写真家Tedのチャネルです。非常に包括的な内容となっていて、写真の撮り方から、リタッチ、機材のレビュー、写真術の歴史、写真家の紹介など幅広く取り扱っています。特に中判カメラについて詳しい解説が多く、ハッセルブラッドを使っているならぜひみてください。個人的には写真家の紹介が面白く、銀塩写真の魅力の再発見とも言えるくらい、インスピレーションを与えてくれました。

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