フィルムは蘇る!カラーネガ編:今まで撮ってきた7種類のフィルムのまとめ比較

コダックエクタクロームE100の中判120フィルムと大判4×5フィルムが近々で発売されるというニュースがありました。

私のような中判カメラ利用者にとっては極めて朗報です。もともと中判フィルムの選択肢が少なく、特にリバーサルにおいては富士フィルムのVelviaとProvia、コダックのE100VSくらいしかないです。今度のE100は再販ということなので、本当に嬉しい限りです。

富士フィルムのNeopan 100 ACROS IIモノクロフィルムの発売も最近あって、「フィルムが蘇った!」という実感があります。2013年からフィルム撮り始めて、今まで使ってきた14種類のフィルムをここでまとめます。フィルム選びのときの参考になれたらと思います。

三回に分けて、私が今まで使ってきたカラーネガ、リバーサル、ネガモノクロをまとめて比較します。

今回はカラーネガ編です。おそらくフィルム好きな人はカラーネガに惹かれたのがほとんどではないでしょうか。いろんな発色が味わえる、かかるお金が安い、135なら現像が速いなどの理由で、私もカラーネガからフィルム入門しました。

今回紹介する7種類のフィルムは全部生産中なので、好きなフィルムがあったら、是非使ってみてください。デジタル化に関して、私は自分でスキャンしています。前置きが長くなりましたが、フィルムをみていきましょう。

コダックEktar100

風景をネガで撮るなら、自分の中はEktarが一番です。135と120両方使っています。おそらくカラーネガの中で一番派手な発色だと思います。特に赤や黄色などの暖色系は濃いめで、人物には向いていないと言われていますが、逆に個性も引き出せます。もちろん、風景やお花には相性が抜群です。

コダックPortra

ポートレート撮るならPortraを使うくらい定番のフィルムです。135と120両方で、感度が160と400の両方、合計4種類を使っています。最近は400の出番が多く、シャッタースピードはある程度確保したいですね。

Portraのすごいところは肌の色が自然かつ滑らかであることです。デジタルだとよくある肌色のシャドゥの汚さは全くなく、非常にスムーズに再現してくれます。

コダックGold 200

値段がとても安いが、粒子も発色もいまいちだと思うので、一回しか使ったことないです。フィルム時代では大衆向けに大量に生産されたため、子供のときの写真を思い出します。ある意味ノスタルジックです。

富士フィルムPRO400H

こちらも120と135両方使っています。粒子が細かく、とても爽やかな発色のフィルムです。緑や青の表現が特に好きです。全体的に青みに少し偏った感じがします。普段のスナップショットや何気ない一枚に向いていると思います。特に値段を考えると、コスパが非常にいいです。

富士フィルム PRO160NS

メーカーからはポートレート用と言っていますが、私は桜を撮る専用フィルムの扱いにしています。コダックEktarとはやはり違う味です。より控えめで、軟調で、彩度も低めです。PRO400より安いので、一番気軽に使えるフィルムかもしれません。

富士フィルム FUJICOLOR100

普及型のカラーネガなので、135のなかで一番安い価格帯にあります。が、コダックGoldよりも粒子が細かく、発色も富士フィルムらしいなので、コスパがいいです。135しかないが、値段を考えると、少し「無駄遣い」してもいいような使い方をしています。

アグファ Vista Plus 200

フィルムファンならアグファの名前は聞いたことあるかと思います。このフィルムはなかなか個性のあるもので、コダックと富士フィルムでは味わえないような渋さを感じます。中古品はまだ入手可能かもしれないが、頑張っていろいろ昔のフィルムを探して使ってみたりするのが結構おもしろいです。

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