モノクロフィルム自家現像再開

2015年一度モノクロフィルムの自家現像をやりました。が、なかなかうまく現像できず、モノクロフィルムを使う機会も少なかったので、しばらくしたら諦めました。

最近湿板にハマっていることもあって、モノクロ写真への興味がまた沸いてきたので、真面目にモノクロフィルムの自家現像をやることになりました。

自家現像をはじめるには

モノクロ現像はやり方がたくさんあるので、正解がないことをわかって欲しいです。人によって、違うことをいうのも多いので、自分で実験して、自分で良いと思うやり方でやるのが醍醐味です。

やり方などはいろんなビデオや記事にも書かれているので、ここでは詳しく述べませんが、参照するサイトを上げていきます。

このtokyo-photo.netの情報が非常助かります。ただ、操作など細かいところはわかりにくい時もあるので、全くの初心者なら下の二本のビデオをまずみてから上の記事を読んだ方がいいと思います。

現像道具
現像プロセス

現像時間やフィルムの特性などは下の2つのサイトの情報が参考になります。

120フィルム用の現像タンク

LPLのリール式現像タンクを使っています。135二本、120一本現像できるタイプです。

普段ほぼ中盤しか使わないないので、120フィルムを装填するためには、135用の二つ真ん中の「蓋」を外し、リール軸に刻んだ溝をよくみて、もう片方の「蓋」を止める必要があります。

赤丸の部分のみぞに合わせて、ピタッと嵌め込む

120フィルムを装填する方法こちらの動画をご参照ください。

現像液

昔は富士フィルムの現像液とか使っていましたが、今回はメジャーから離れて、Spur Acurol Nという現像液を使いました。希釈率と撹拌の違いによって、かなり違う結果になると聞いたので、試してみると思いました。

モノクロフィルム現像液なら、D76 が有名なんですが、下記の記事を読んで、趣味ものとして、今なら違う現像液を使ってもいいのではないかと思うようになりました。

また、D76 とロジナールなどの現像液の比較したこちらの動画も参考になりました。やや長い動画なので、結果だけみたい方は10分あたりからみればいいです。

撹拌

最初の30sの連続撹拌と1分ごとの10s撹拌でやりました。反転撹拌とリールを回す撹拌の2種類がありますが、リールを回す方が現像ムラが出やすいことがわかりました。エッジの方が下のようにより現像されることになります。

左右のエッジに過度な現像になっている

かといって、反転撹拌も完璧に現像ムラが消えるわけでもない気がして、反転+回しの撹拌がいいかもしれません。今度試すことにします。

コダックTri-X 400

希釈率1:60で、15度の室温で16分現像しました。粒子が割と荒いですが、いい感じにできています。

Fomapan 400

希釈率1:60で、室温15度くらい、20分くらい現像しました。若干濃度が低い感じがしますが、悪くはないです。

コメント

  1. グライフ より:

    初めまして。私は古い人間ですが、過去の経験値ですが参考までに言わせて頂くと現像液は室温ではなく液自体の液温で現像しないと正確なデータが取れません。撹拌は一定の速度でタンク反転すればムラは出にくいと思います。回転でも良いですがブローニーフィルムではフィルムの端で水流ムラが出るのでこれもゆっくり回す方が良いです。現像後の濡れたフィルムは2枚の写真用スポンジで両側から抑える様に優しく水分を拭き取って下さい。お風呂場で干すとゴミが着きにくいです。部屋は埃が舞うので感想に適しません。