- 中古カメラをネットで探すと、「美品」やら「並品」やらと書かれて、よくわからないな…
- 今度売り出した時、出来るだけ購入時の金額で手放したい
- 知識がないから、お店に騙されるのが怖い
という中古カメラの買い方、落とし穴を知りたい方向けにこの記事を書いています。
中古カメラを買う時一番大事なのは、コンディションによる相場を知ることです。
当たり前だと思うかもしれませんが、カメラによっては影響する要素はかなり違うんです。
外観、シャッター数や元箱有無など一般的なものもあれば、シリアル番号XXX以前は不良率が高いような「事件」的なものもあります。
相場への影響度
事件 >> 一般要素!
事件
ここでいう「事件」はカメラが発売されたあと、設計や生産時の不具合が発覚されたことです。
知らないと後悔する買い物になってしまうので、要注意です。
私が最初に入手したPentax K-rというカメラはミラーの不具合がありました。シャッターボタンを半押しすると、ミラーがパタパタ動くんです。価格.comでも炎上しました。
使っていくうち、高確率でその不具合が起きます。中古で購入するなら、シャッター数が気になります。
もう一例を挙げます。Leica M9のCCD剥離問題です。
このカメラには新旧バージョンのCCDがあって、旧バージョンはCCDセンサー表面の膜が剥離しやすく、写真に汚点が付きます。酷くなると、表面が裂けてしまって、写真に線が入ります。なので、CCD交換済みの個体が高いです。
ほかに、Nikon 800のオートフォーカス問題(参考リンク)、
Olympus OM-D E-5の起動不具合(参考リンク)などがあります。
中古品そのものへの値付けにも当然影響しますが、
何より、症状の起きる可能性のある個体とそうでない個体があるのです。
基本的にあとで生産された個体(シリアル番号大きい)ほど、問題が起きにくいですが、
やはり確認したほうが無難でしょう。
一般要素
一通り下の項目を抑えておけば、基本大丈夫でしょう。
フィルムカメラなどのクラシックカメラは特に闇深く、その機種だけのチェックポイントもありますので、また別の機会でお話しします。
外観に関しては、こちらのサイトに詳しく書いてあります。
少し補足すると、
カメラのシャッターには寿命があります。
が、今ときのカメラって、シャッターが死んだという話は聞いたことありません。中古で販売するときもほとんど公開されないので、普通は気にする必要は無いかと思います。
中古レンズを買うときの注意点はこちらの記事を読んでください。
購入手順
下の3ステップを踏まえば、失敗はしないでしょう。
買いたいカメラに「事件」はないかを調べる
まずはメーカーの公式サイトにチェックしたほうがいいでしょう。価格.comで炎上したことはないかを見るのもいい方法です。
自分にとって妥協できるポイントとできないポイントを明確にする
外観を妥協して、元箱は絶対欲しいのか、それとも、スレは許さないけど、充電器はなくてもいいのかを決めましょう。
私の経験では、元箱あったほうが、手放したいときには売りやすいです。
オークファンとカメラファンで相場を調べる
相場を調べるのに便利のはこの2サイト。
落札履歴を調べて、特に安い金額の落札は1.の「事件」のあるカメラに当たる可能性が高いです。そこから情報収集することもおススメします。
どこから購入するかはこちらの記事を読んでください。
まとめ
中古カメラの買い方と注意点は以上です。
欲しいカメラに不具合の「事件」あるかを調べた上、相場を確認しに行きましょう。初心者の方は店頭で実物を手にとって、外観や動作などを順にチェックすることで、カメラへの理解も深まります。
では、楽しいカメラライフをお過ごしください!
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