中古カメラはいろんな入手方法がありますが、一番安くて、品揃えが豊富なのはヤフオクです。
しかし、ヤフオクには様々な出品者がいて、安心して購入できるとは言えません。
実際私がヤフオクで一番気持ち悪い取引をしたパターンは
明らかに商品の欠陥を、出品者が知っている。
なのにそれを隠して、美品を歌って出品する。
落札された後は、個人出品などの理由で返品を拒む。
↑のようなことを何度も経験して、学んだ教訓はこの記事です。
結論として一番信頼できる出品の特徴は
必要情報をわかりやすく、きちんと提供できているところです。
「必要情報」とは何か、問題ありありの出品はどこが怪しいか、それを見抜く方法を教えます。
出品者
評価(出品者として)
高ければ高いほど、いいわけではないです!
「非常に良い評価」の割合もあんまり意味ありません。
大事なのは出品者としての「非常に悪い評価」の中身です。
数ではない理由は、一部の落札者が悪質な落札者で、報復などの理由で悪い評価をつけたりするからです。
そのような落札者は、ヤフオクによってはアカウントを削除されることもかなりありますが、評価は残るんです。
要は評価者自身の評価も大事です。
一方で、まあまあ取引のある評価者からの悪い評価は注意に値します。
↑のような評価から、少なくともこの出品者は出品するとき、情報を隠す手口をやりかねないことがわかります。
下に書いてある出品情報の注意事項を参考に、本当に落札するかを判断しましょう。
出品者としての評価の数ですが、少ないことを恐れる必要はないです。
自分が出品者であることを想像してください。そんなにたくさん売る機会がないはずです。
逆に評価が多いとき、評価がどのカテゴリーの商品で稼いだかを見る必要があります。
それを見て、出品者がカメラに詳しいかどうかを判断します。
取扱いの商品
出品中の商品からわかります。
カメラをメインに扱っているのか、たまたま買い取ったのかの判断をします。
リサイクル品を全般扱う出品者もいますので、ジャンク扱いで出品されると、完全にピンキリです。
出品物
商品画像
とにかく商品画像の枚数が多く、かつ発色が自然の方が信用できます。
特に後者のほうでは、コントラストが高いやつに要注意です。
カメラは黒いのが多いから、高コントラストの写真はディテールが潰れて、細かいスレやアタリが見えにくいです。例えば↓が一例です。
高コントラストの写真は目が好む傾向ですが、出品者がそれを利用して、商品の欠陥を隠したりする可能性もあります。
どんな部分の画像がほしいかというと、カメラなら上下横、正面背後の写真全部乗っている方がいいです。
レンズなら、斜めからガラスを映った写真あったらいいですが、キズやクモリなど特別な角度じゃないと、基本見えないです。説明文の記述を確認した方がいいでしょう。
商品説明
簡潔で、要点を網羅している説明文が信頼できます。
中古カメラやレンズ購入時のチェックポイントはこちらの記事を読んでください。
カラフルなフォーマットで書かれて、しかも「!」を頻繁に使うやつに要注意です。
↓がその一例です。
爆安スタート!!
使用極少!極美品!!
待望の新世代フルサイズ一眼!!
更なる高感度性能を手に入れ、大きく進化した新しい『5D』
有効画素数約3,040万画素35mmフルサイズCMOSセンサーおよび
映像エンジン「DIGIC 6+」の搭載により、
常用ISO感度ISO100~32000を実現しています。
また、新開発ミラー振動制御システムの採用により、
最高約7コマ/秒の高速連写が可能。
「61点高密度レティクルAF II」や「デジタルレンズオプティマイザ」、
「4Kフレームキャプチャー」など、フラッグシップ機と同等の
優れた機能を搭載し、さらなる高画質を実現しています。
撮像素子から得たデュアルピクセル情報をRAW画像に付加する
「DPRAW撮影」が可能となり、キヤノン独自の
RAW現像ソフトウエア(無償)を通じて
撮影後に解像感補正などの微細な画像処理も可能です。
■商品状態■
日本国内正規品。中古品。
数か月前に新品で購入しました。
使用は数回/数時間といったもので、使用頻度が低く、
主に大切に防湿庫にて保管しておりました。
本体に目立った傷等は一切ございません。
主観ですが、新品に近い美品であると思います。
↑のような説明文は、不要な情報をたくさん入れ込むことで、人間が読み間違えるか、あるいは勘違いしやすくなります。
しかも黄色でマークでしているところが明らかに矛盾していて、読み間違えて、落札すると、非常に気持ち悪くなります。
実際商品に関する記述を見ると、記載が薄いです。ぶっちゃけ、「動作に問題ありません」とか「目視する限り、カビクモリありません」の方が説得力強いです。
繰り返しますが、重要なのは、気になる事項がきちんと書かれているかどうかです。
カメラなら動作に関する記述、レンズならカビクモリの状況を欠落していないか、必ずチェックしましょう。
質問
落札者の最強武器と言っていいでしょう。
欲しい情報が載っていないなぁと思ったら、聞いちゃいましょう!
よくわからないですと答えられたら、「評価」のところで書いた方法を使って、カメラに詳しいはずかどうかを判断しましょう。
カメラをメインに扱っているのに、わからないというのは明らかに怪しいです。
価格優先で買いたい
少し安くてもいいから、とにかく値段が気になる方は、商品情報が不完全だとしても、下記の2つのパターンの出品から購入すると失敗する確率は低いと思います。
- 出品者の評価が少ない(100以下)、個人使用したものであるような記述がある。
- カメラ専門出品者、あるいはストアからの出品で、商品のランクが高め(AかB)
蛇足ですが、一円スタートの出品は最終落札額が高くなる場合が多いです。
落札者が殺到するから、最後になるとみんな踏ん張り出してしまうのです。
落札後
商品が届いたら、商品説明通りになっているかをチェックしましょう。
特にシリアル番号があっているかどうかをまず見ます。
要は手に入ったものと出品物が同じかどうかです。
私は一回Rolleiflex SL66を落札して、結局出品したものと違う個体が届いてしまった経験があります。
商品説明と違うと感じたら、速やかに出品者に対応するよう連絡しましょう。
大抵の場合は検品ミスや掲載ミスで、対応してくれます。
まとめ
ここまでがヤフオクで怪しい出品を見抜く方法でした。
自分の知りたい商品情報が詳しく書いてあれば、ヤフオクでも安心して購入できます。
詳しい情報はある意味、販売側の誠意の現れですから、皆さんも誠意を持って取引に臨みましょう!
では、楽しいカメラライフをお過ごしください!
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